
最初に、鉄筋コンクリート住宅研究コラムを読み進めていく上で必要な、鉄筋コンクリート住宅の基礎知識(用語を含め)を分かりやすくお話したいと思います。
鉄筋コンクリート住宅は、簡単にいうと強い・燃えない・腐らない住宅です。
鉄筋コンクリートは、鉄筋(Reinforced)とコンクリート(Concrete)によって構成され、RC構造と呼ばれています。(ですから、鉄筋コンクリート住宅をRC住宅という場合があります)
RC構造には・鉄筋コンクリートラーメン構造
・鉄筋コンクリート壁式構造
・ボイドスラブ構造
・鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)
などがあります。
ここでは、それぞれの構造を詳しく説明するのは避けて(大学の授業並になりますので・・・)、鉄筋コンクリート住宅の特長についてお話します。
(後の鉄筋コンクリート住宅研究コラムにも関係してくるのでしっかり読んで下さいね!)
◆鉄筋コンクリート住宅の耐震性
家づくりにとって、なによりも「安全で頑丈」が一番重要であることを再認識した阪神淡路大震災。
「マグニチュード7程度の地震が来た場合、現在の建築基準法で認定された木造住宅の10%が崩壊するだろう」という調査結果がありますが、建築基準法で定められている安全性は、あくまでも最低レベルでしかありません。
鉄筋コンクリートラーメン構造の家は、鉄筋コンクリートの頑強な基礎・柱・梁からなるので、専門知識のある人には、木造住宅に比べ耐震性に優れ、地震・台風・大雨から暮らしを守る、強い構造を持っていると考えられています。
きちんと施工管理すれば、強度が徐々に強められ精度もほとんど変化せず、50年から100年もの長期間、安定した性能を維持しつづけます。
(ダムや橋梁などでコンクリートが多用されるのはそのためです!)
◆鉄筋コンクリート住宅の耐火性について
うわさでは・・・消防士さんの家は木造住宅が少ないとか・・・
自分の家からは絶対に火を出せないですからね!
コンクリート住宅は、木造に比べて火に強く、また鉄骨のようにアメ状に曲がることもありません。
燃えにくいことは、耐震性と同様に安全性の重要なポイントです。
◆鉄筋コンクリート住宅の遮音性について
快適に暮らす為に欠かせないのが「音」への配慮です。
外や他室からの騒音はもちろん、プライバシーを守る為にも音が漏れるのを防ぐ必要があります。
鉄筋コンクリート住宅は、<コンクリート+断熱材+空気層>で音を吸収する壁、高音から低音まで吸収する厚い床、音をシャットアウトするアルミサッシを使用しています。
遮音性に優れているから、2世帯住宅・店舗併用住宅・病院併用住宅に最適な住宅なのです!
◆鉄筋コンクリート住宅の結露について
コンクリートと結露はいつも話題になります。結露とは、接する空気との温度差によって空気中の湿度が水滴化する現象です。
ですから結露はコンクリート住宅に限ったものではありません。
では何故コンクリートだけが話題にのぼるのでしょうか?
木造や鉄骨造では、結露の現象が発見しにくかったからです。
最近では木造や鉄骨造も結露対策に力を入れています。
コンクリート住宅でも結露対策がとられている建物は安心して住むことができています。
◆鉄筋コンクリート住宅の間取り
鉄筋コンクリート住宅には「壁式構造」と「ラーメン構造」があります。
壁式構造は、簡単にいうと壁全体で建物を支える構造で、代表的な工法に木造の2×4(ツーバイフォー)工法があります。
一方、ラーメン構造は、太い柱と梁で建物を支える構造です。
日本式の木造はラーメン構造とは呼べません。むしろ壁式に近いと言えます。
壁全体で建物を支える構造と、柱と梁だけで建物を支える構造、どちらの構造が間取りを自由に設計できるでしょうか?
鉄筋コンクリート住宅でも「壁式構造」と「ラーメン構造」では、窓の大きさや間取りの自由度が大きく変わる事を知っておいて下さい。
鉄筋コンクリート住宅研究コラム
⇒鉄筋コンクリート住宅の基礎知識
⇒なぜ、鉄筋コンクリート住宅だと広い間取りができるのか?
⇒なぜ、鉄筋コンクリート住宅だとリフォームが簡単なのか?
⇒なぜ、鉄筋コンクリート住宅は二世帯住宅に最適なのか?
⇒鉄筋コンクリート住宅が木造住宅に比べ割安?
⇒なぜ、鉄筋コンクリート住宅だと環境に優しいのか?
⇒なぜ、鉄筋コンクリート住宅がデザイン性に優れた設計ができるのか?
⇒火事現場で知った鉄筋コンクリート住宅の耐火性
⇒鉄筋コンクリート住宅が沖縄に多い本当の理由

